手足のしびれ・痛み

「痛みと上手く付き合う」のではなく、「痛くないを目指す」という新たな選択

椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症に伴う神経の痛みや、手術したにも関わらず残るつらい痛み・しびれに悩んでいる方のなかには、「どうすればよいのか分からない」「もう治らないかもしれない」と不安を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。当院では、こうした慢性的な痛みに対して、患者様ご自身の幹細胞を用いた再生医療を行い、損傷した神経の回復を促し、痛みやしびれの解決を目指しています。

再生医療の対象となる疾患

手足のしびれ・痛み
  • 頚椎椎間板ヘルニア
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 脊柱管狭窄症
  • 頚椎症性脊髄症など

などが挙げられます。

長引く腰の痛みや手足のしびれに、日々悩まされていませんか?

手のしびれ腰の痛みや手足のしびれを「仕方がないこと」として我慢していませんか?長年の腰痛やしびれに慣れてしまい、日常生活の一部と捉えている方も少なくないかもしれません。また、手術を受けたにも関わらず「思ったように痛みが取れない」とお困りの方もいらっしゃると思います。こうした症状を放置すると、状態が悪化し、仕事や日常生活に影響を及ぼす可能性があります。進行すれば、より重度の障害につながるリスクもあります。市販の鎮痛剤や湿布で一時的に症状を抑えても、根本的な改善にはならないので、早期に適切な治療を取り入れることで、慢性的な痛みを解決し、より快適な生活の実現を目指しましょう。

以下のようなお悩みがある方は、医療機関への相談をおすすめします。

  • 慢性的な腰の痛みに悩まされ、長時間座っているのがつらい状態が続いている
  • 朝起きたときに、手足がしびれていることがよくある
  • 湿布や鎮痛薬を使ってもあまり効果がなく、しびれや痛みを我慢する毎日を過ごしている
  • しびれや痛みのせいで夜間に熟睡できず、朝になっても疲れが抜けない
  • 手術を受けたものの、期待していたようには回復せず、痛みやしびれが残ったままになっている
  • しびれや痛みの影響で、好きだったスポーツや趣味をやめざるを得なかった
  • 病院で「手術以外に方法はない」と告げられたが、できることなら手術は避けたいと思っている
  • 手術後に「これ以上できる治療はない」と言われ、諦めかけている

主な疾患

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニア椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある「椎間板」が飛び出し、近くの神経を圧迫することで、痛みやしびれなどの症状が現れる疾患です。主な原因には、加齢による椎間板の変性に加え、長時間の悪い姿勢や重いものを持ち上げる動作の繰り返しが関係しています。症状は主に腰や首にあらわれ、長時間の座位や歩行で悪化しやすい傾向があります。進行すると、手足のしびれが広がったり、筋力が落ちて動かしにくくなったりすることもあります。そのため、進行を防ぐには、早期の段階で医療機関を受診し、適切な治療や生活習慣の見直しを行うことが重要です。

脊柱管狭窄症

脊柱管狭窄症脊柱管狭窄症は、加齢や椎間板の老化などによって背骨の中を通る神経の通路(脊柱管)が狭くなり、神経が圧迫されることで、痛みやしびれが現れる疾患です。特に腰の部分に多く見られ、高齢の方に頻発します。この疾患では、「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」と呼ばれる、歩行中に足のしびれや痛みが強くなって長く歩けなくなる症状がよく見られます。この症状は、しばらく立ち止まって休むと軽くなるという特徴があります。脊柱管狭窄症の治療ではまず、痛みを和らげたり筋力の低下を防いだりするために、薬物療法やリハビリテーション、コルセットなどを用いた保存的な方法から始めるのが一般的です。ただし、症状が悪化して歩行や排尿などに支障が出るような場合には、外科的な治療(手術)が選択されることもあります。「できれば手術は避けたい」「手術しても改善しなかった痛み・しびれをなんとかしたい」とお考えの方にとっては、従来型の治療では限界があったというのが実情です。そこで新しく開発されたのが、幹細胞を用いた再生医療です。

手術に頼らない、再生医療というもう一つの治療の選択肢

再生医療幹細胞を応用した再生医療は、整形外科領域だけにとどまらず、多くの医療分野での導入が始まっていますが、腰痛や手足のしびれといった神経や脊椎に関連する症状に対しても、新たな治療の選択肢として注目されています。幹細胞治療は患者様ご自身の幹細胞を用いて、炎症の抑制だけでなく組織修復も期待できる治療法であり、手術を要する状態に進行してしまうのを予防したり、手術を回避したりするために有用な新しい治療選択肢です。この治療は手術を回避しながら、ご自身の組織を活かした自然な回復を目指せるため、身体への負担が少なく、合併症のリスクも抑えられるという大きな利点があります。近年では、再生医療の安全性や技術も大きく向上しており、今後より多くの患者様に広まっていく治療となるでしょう。

当院で対応している再生医療の主な方法

  • 自己脂肪由来幹細胞治療
  • PRP-FD(高濃度血小板由来因子)療法
  • 間葉系幹細胞培養上清治療

従来型の治療と
再生医療のちがい

比較項目 再生医療 保存療法 手術治療
効果の持続性 組織修復により症状の再発を抑え、長期的な効果が期待できる 痛みを一時的にやわらげるが、根本的な改善は難しい 長期的な効果が期待できるが、再手術の可能性あり
自然な動きの
回復
組織そのものの修復により、自然な可動域の回復が期待できる 可動域の確保は目指せるが、損傷部位の修復は難しい 神経圧迫を軽減し痛みを抑えられるが、切除範囲が広いと動作制限の可能性あり
治療後の回復
期間
点滴で行うため入院を要せず、早期の回復が可能 治療による回復は緩やかで、継続的な治療が必要 内視鏡手術や顕微鏡手術は回復早めだが、オープン手術は回復に時間がかかる
リスク 自己細胞を使用するため拒絶反応のリスクは少なく、安全性は高い 比較的安全性は高いが、薬物アレルギーなどのリスクはある 感染症など手術特有のリスクあり
費用 保険適用外の自由診療であり、1回あたりの費用は高額だが、長期的な効果が期待できる 保険適用のため、1回あたりの費用は少ないが、長期に及ぶため治療総額は高くなる 手術や入院を伴うため、トータルの医療費が高額になりやすい

「痛みを和らげるだけの治療」から、「動ける体を取り戻す」選択へ ― 再生医療という新たな可能性

整体や整形外科で痛みを和らげるだけの治療・ケアを続けても根本的な解決には繋がりません。自分自身が本来持っている再生させる力で組織修復することで、自然な機能回復を目指してみてはいかがでしょうか。再生医療にかかる費用は安くはありませんが、体の負担少なく手術の予防・回避などを目指せる選択肢は他にはありません。腰痛や手足のしびれがなくなることは、仕事もプライベートもいきいきと楽しめることに繋がります。「年齢によるものだから仕方ない」「もう治らないものだ」と諦めずに是非自分の可能性に挑戦してみてください。

「再生医療」はこのような方に適しています

  • 日常生活やお仕事に支障が出るほどの痛みがあるものの、手術はできるだけ避けたいとお考えの方
  • 過去に手術を受けたが症状が残ってしまっている方
  • 広範囲に症状があったり、徐々に症状が悪化したりしている方
  • 症状はあるが手術適応ではないと言われた方
  • 身体への負担が少なく、安全性が確立された治療方法を選びたいとお考えの方
  • 入院を伴う大きな手術に抵抗があり、通院を中心とした負担の少ない治療を希望されている方

ホーミング効果を活用した幹細胞点滴療法

幹細胞には、「ホーミング効果」と呼ばれる特有の性質があります。これは、幹細胞が体内を循環する中で、損傷や炎症が起きている部位を自ら認識し、そこへ移動して修復を助ける働きを指します。この性質を活かした方法の一つが「幹細胞点滴療法」です。たとえば、腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などでは、神経が圧迫されることで局所的に炎症が起きていることが多く、これが幹細胞の移動を促す「シグナル」として作用します。幹細胞は点滴により血液中に入り、シグナルを辿り炎症部位にホーミングし、そこで活性化され、炎症の軽減や損傷した神経組織の修復を助ける働きをします。

幹細胞点滴療法の流れ

幹細胞点滴療法は、医師の管理のもとで静脈から幹細胞を点滴で投与する治療法です。点滴中に痛みを感じることはほとんどなく、処置はおよそ1〜1.5時間程度で終了します。外来で受けられるため入院は不要で、体への負担が少ないのも特徴です。治療に必要とされる幹細胞の数や投与回数は症状により異なりますので、医師との十分な相談が必要です。

1.幹細胞の静脈投与

幹細胞を静脈に点滴で注入します。投与された幹細胞は血液の流れに乗って全身を巡り、その中で炎症や損傷が起きている部位を自ら見つけ出して集まります。

2.ホーミング効果の発動

炎症部位や損傷部位に集まった幹細胞が、組織の修復・再生をサポートします。

3.神経修復と再生の促進

幹細胞が損傷を受けた神経組織の周囲に集まり、サイトカインなどを介して炎症を抑えたり、幹細胞そのものが修復を促進したりします。この作用により、痛みやしびれの軽減が期待されるだけでなく、間接的に筋力や運動機能の改善にも繋がることが期待されます。

幹細胞点滴療法のメリット

幹細胞点滴療法は、体内に投与された幹細胞が血流に乗って全身を巡り、炎症や損傷のある複数の部位に働きかけることで、全身的な組織の修復を同時に目指せるとされています。また、大手術を伴わない低侵襲な治療法であるため、再生医療を初めて受ける方にも安心して選んでいただける選択肢です。

Merit1 全身修復が可能

幹細胞は血流に乗って全身を移動し、炎症や損傷が起きている組織を見つけ出して作用するため、局所注射せずとも効果が期待できます。また神経の損傷が広範囲に及ぶ場合でも、損傷部位全体に対する効果が期待できるため、脊椎病変に有用とされています。

Merit2 手軽で安全な治療

外来で簡単に受けられる治療であり、施術自体はおよそ1〜1.5時間ほどで終了します。治療後の回復時間も短いため、そのまま普段の生活へ戻ることが可能です。

Merit3 副作用が少ない

患者様ご自身の幹細胞を使用するため、免疫による拒絶反応やアレルギー反応が起きにくく、高い安全性が見込まれる治療法です。

当院の強み

当院は静岡県で唯一厚生労働省から第二種再生医療等提供機関として認可された医療機関です。

静岡県出身で再生医療の専門家でもある院長佐々木が担当医となり、高品質・適正価格の再生医療の提供を目指しています。

再生医療を受けるまでのステップ

再生医療を受けるまでのステップ

当院では、お電話や専用のWEBフォームを通じて、どなたでも簡単にご予約いただけます。カウンセリングや治療プランなどの治療の流れについては下記よりご確認ください。